リハビリ待ちが暇過ぎて死にそう。


『ラスト・レター』
笹本祐一著
妖精作戦4部作の4冊目。
日本SFの名作、的な唄いに乗って読み始めたシリーズ、最終巻。
SFだと思ったらうる星やつらだった。
アニメ版のうる星世代は楽しめるかも。
意外にや悲しい結末だったのは残念。
コメディーはハッピーエンドが1番だよ。
全体的にちょっと古臭いのは仕方ないよね、30年前の本だもの。

『ルネサンスとは何であったのか』
塩野七生著
ルネサンスの解説本。
ただ芸術の運動として、ではなく宗教・科学や、都市との関連を踏まえていて興味深い。
当時の都市の空気や住人の考え方のような諸々の積み重ねがルネサンスだったのだ、という事を学んだ。

『王妃の離婚』
佐藤健一著
だいぶ前の直木賞受賞作。
パリ大首席卒業のインテリだったものの、今は落ちぶれた中年弁護士が三十路の王妃の離婚裁判を戦う話。
って書くとなんとつまらなく見える事か。
主人公が失われた過去、現在、未来を取り戻すために権力・暴力に抗う、痛快任侠話です。
冒頭、主人公の回想シーンの美しい事!

『田舎の刑事の趣味とお仕事』
滝田務雄著
コメディー風味のミステリ。
うーん、個人的にはあまり面白くなかった……
謎に興味を惹かれなかったんだよね。
板尾創路主演でドラマになってるようなんで、そっち観ればいいかも?

☆小説フランス革命シリーズ
1『革命のライオン』
2『パリの蜂起』
3『バスティーユの陥落』
4『聖者の戦い』
佐藤健一著
『王妃の離婚』の作者のシリーズ物。
安定した文章力で、読ませますわ〜。
高校時代暗記させられたフラ革、知ってるつもりにしたくなかったので再度勉強中。
正直、もうミラボーとかマラーとかダントンとかアベ・シェイエスとか、誰が誰だよ!ってなってたからねー年はとりたくない。
最初は国民のため、と始まった改革がいかにして腐ってゆくのかを見届けたい。
いやーミスターギロチンことロベスピエール、今んところ超好青年なんだけどw
そして大げさなエピソードのわりにラ・ファイエットが大した事ない。

「午前零時のサンドリヨン」
相沢沙呼著
ふともも先生でお馴染み、さこもこさんのデビュー作。
日常の謎ものミステリ。
手品の方のマジックがたくさん出てくる。
文章、謎解き、共に良かった。
某古典部の折木君とか某美術部の葉山君とか好きな人にはオススメ。
文芸書で続編が出てるがどこを探しても置いてない。
文庫版の続き出るまで待ち、か。

こんな感じ。
しばらくはサトケンのフランス革命中心に読んでいこうかなと。







コメント

葉月@T.A.T.
2013年2月26日20:00

ここ数年、小説読んだ記憶ない。積ん読状態の本が幾つか(T_T)

ミスター塩野のはまずローマから始めたいと思います。

ゆずこまち(弱)@T.A.T.
2013年2月26日20:07

葉月君へ:おや、君かY君が多読な印象だったんだけど。
俺は半年分読んだ感じ。
ちなみに塩野さん、女の人よ。

葉月@T.A.T.
2013年2月26日20:39

昔の乱読の影響か、ここんところ雑誌位しか読んでない。

ずっとミスターだと思ってた…

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